ナースコールを連打する患者さん

ちょっと困ってしまう患者さんも結構いる

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毎日たくさんの患者さんの入れ替わりがあって、今までに数え切れないほどの患者さんに接することができました。
基本的にはみなさんいい人ばかりで、看護師という仕事を通して何かしらの役に立てて良かったな、と感じられることばかりです。

しかし、たまにちょっと困ってしまう患者さんがいるのも事実です。
ちょっとしたことでクレームを付ける人や、何かと注文が多い人、治療や看護計画をさしたる理由もないのに拒否する人などがいます。

そんな中で、たまにいるのがナースコールをひたすら連打する患者さんです。
ナースコールはどのベッドにも必ず付いているので、こういう困ったことをする人でも、ナースコールを止めることはできません。
しかも、明らかに意味のないコールだと分かっていても、一応確認のための連絡をしなくてはなりませんので、業務にかなり障害がでて困ります。

きっとさみしいからだろうと思って我慢する

ナースコールは患者さんの調子が悪くなった時など、緊急時の使用を想定していますので、コールがあると、看護師としては緊張します。
いったい何があったのだろうとドキドキしながら、患者さんにインターフォンで連絡します。

すると、喉が渇いたとか枕が落ちた、何となく寝られないなど、看護師を呼ぶまでもないことで、ナースコールを押していることが分かります。
こういうことがかなりの頻度で起こるので、この患者さんのナースコールを切ってしまいたくなります。

でも、こんなにナースコールを連打するのにも何か理由があるのだろう、と思って無理矢理自分を納得させることにします。
いつも家族と一緒にいるから、入院してさみしいのだろう、どんな手段でもいいから、誰かと話したいんだろうなと思って、怒りたい気持ちを抑えるようにしています。

明らかにいたずら目的でナースコールを連打する人も

ナースコールを連打する人の中には、明らかにいたずら目的だと分かる人もいます。
そういう人は、コールがあって、「どうしました?」と聞くと、ナースコールなど押していないなど、あからさまに変な返事を返してくるからです。

そんな時は、単なる間違いがいたずらだと思って、流しますが、たまにそれがひどい人もいます。
ひたすら何回も連打してくるのに、何の理由もないというパターンです。

その際には、仕事に支障が出るからいたずらはしないでくださいね、とはっきり言うしかありません。
そうしないと、おもしろがってずっと続けるからです。

いろんな患者さんがいて飽きないという面もありますが、いたずらが過ぎるとちょっとイラッとしますし、余計な時間を費やすことになってしまうので、ぜひともやめて欲しいですね。

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