プライベートでも人の血管に目がいく

看護師の職業病

仕事によっていろいろな職業病というものがあるようですが、看護師にもやはり特有の職業病があるようです。
たとえば、普段の会話にも医学用語が出てきてしまうことなどが挙げられます。
また、別れ際のあいさつをするときに、「お大事に」と言ってしまうのも、よくありますね。

いろいろある職業病でも、私が一番感じるのが、人の血管に知らずと注目してしまうことですね。
コンビニの店員さんが会計をしている時も、ついその腕を見てしまって、「採血しやすそうな血管だなあ」とか考えてしまいます。
あまりにじっと見つめているので、何かついているのかと、店員さんに怪訝そうな顔をされたこともありますね。

ついつい人の腕の血管に目がいってしまうというのは、私だけではないと思います。
この話を休憩時間に同僚看護師に話したら、かなり強く同意されましたね。
看護師ならではの職業病なんですね。

採血関連の職業病がいくつもある

看護師にとって採血というのは、毎日のようにある仕事なので、ついつい仕事を離れても意識してしまうようです。
人の腕を見て、血管に目が行くのはもちろんのこと、他の物を見ても採血を連想してしまうのです。

たとえば、自転車のチューブなどを見ると、駆血帯のチューブを連想してしまって、これならしっかり腕を縛れるなあ、などと考えてしまうのです。
自分でまったく意識していないのですが、ふとそんなことを考えている自分がいることに気付き、苦笑してしまいます。

同じ血管を見ても、部署が違うと違うことを考える看護師もいるようです。
救急で働いている看護師は採血よりも止血の方に意識がいくようで、結紮しやすい血管だなあ、一発で止血ができそうだなあ、などと考えてしまうようですね。
いろいろな看護師の話を聞いていると、いろんな職業病があるんだなあと思って面白いですね。

たまには仕事から完全に離れて生活したい

家にいる時やショッピングに行っている時も、ちょっとしたアラームの音が聞こえたり、文房具を見て病院で使っている備品を思い出したりと、いつも何かしら看護師の仕事のことを連想してしまいます。
もちろん、看護師の仕事は楽しくてやりがいがあるのですが、たまには仕事から完全に離れた生活もしたいですね。

何をしていても、無意識に仕事のことを考えてしまいます。
それだけ、自分の人生と毎日の生活に看護師という職業が染みついてしまってるんでしょうね。
それはそれでいいのかもしれませんが、他の仕事をしている友だちに聞いてみると、ストレスにならないの?っと聞かれることもあります。

仕事柄、完全に気持ちを切り替えて仕事から遊びに、というのは難しいのかなと思いますが、リフレッシュする時間の時は、仕事のことを忘れたいものですね。

 

Comments are closed.