眠れない女性

謎の眠れないループの正体は?

「よし、今日は早めに寝て夜勤に備えよう!」そう決めた日に限って、全然眠れない…。
私なりに考える理由をまとめてみると、いくつかの共通点が浮かび上がってきます。

まずひとつは、日勤と夜勤が混ざったシフトによって、生活リズムが安定しないことです。体内時計が狂いやすく、夜になっても自然と眠くならないということが多々あります。

そして、夜勤に対する緊張感や責任感が無意識に働いているのか、「今夜は急変があるかも…」「忙しいフロアだったらどうしよう」と不安になってしまい、気が張ってしまうのです。

「眠らなきゃ」と意識すればするほど、なぜか頭が冴えてきてしまうという悪循環にも陥りやすいです。焦れば焦るほど眠れなくなる…というのは、看護師あるある中のあるあるかもしれません。

昼間に寝ようとすると外の生活音や宅配便のインターホンなどが気になってしまうことも多く、眠りを妨げられる原因になってしまいます。

私の夜勤前リカバリールーティン

こうした眠れない状況に備えて、私が実践しているのが「夜勤前ルーティン」です。もちろん完璧ではありませんが、多少なりとも心と体が落ち着き、夜勤へのスイッチが入りやすくなると感じています。

まず、前日からの予備調整を意識しています。夜勤の前日は、なるべく遅くまで起きて体を夜型に近づけるようにしていて、深夜2時くらいに寝るのが目安です。

そして、カフェインの摂取も調整しています。午後以降はコーヒーや緑茶などのカフェイン飲料を控えるようにしています。看護師ってコーヒー好きが多いと思うのですが、ここはぐっと我慢です。

体のリラックスのために、軽めのストレッチや深呼吸を取り入れています。ベッドの上で軽く身体を伸ばすだけでも、不思議と心が落ち着きます。

また、アロマを焚いて、耳栓やアイマスクを使うようにしています。アロマの香りは眠気を誘いやすく、耳栓とアイマスクは外部の刺激を遮断してくれるので効果的です。

そして一番大事にしているのが、「眠れなくても横になっていれば大丈夫」と自分に言い聞かせることです。眠れないことにイライラするより、開き直って目を閉じて横になっているだけでも、体は休まると思うようにしています。

それでも眠れなかったときの開き直り術

ただ、どれだけ準備していても、眠れない日はやっぱりあります。
そんなときは、もう無理に寝ようとせずに「開き直りモード」に切り替えます。

私の場合は、推しのYouTubeをイヤホンで静かに観たり、お気に入りの漫画を1話だけ読んだりして気分を落ち着かせます。頭を使いすぎない、リラックス系のコンテンツを選ぶのがポイントです。

時には、自分のノートに「眠れなくても私はなんとかなる」と書いてみたりもします。これは一種の暗示のようなもので(笑)、不思議と少し安心するのです。

大事なのは、「眠れない=失敗」ではないと捉えること。寝不足でも、自分なりに準備して臨んだ夜勤には、少なからず自信を持っていいと思います。